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zoom RSS 吉原花魁日記

<<   作成日時 : 2010/03/20 06:45   >>

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吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)
朝日新聞出版
森 光子

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吉原や娼妓についての本は色々読みましたが、当事者の記録というのは初めて読みました。

あとがきにもあるように、当事者たちの教育レベルというより、日記なんか書いている時間的体力的余裕の問題が大きいのでしょうが、一読、この著者はどういう人だろうかと思いを巡らせました。

というのは、文章に現れる知的レベルがかなり高いと思われるのです。大正15年であれば、女の子は学校は小学校4年までであとはお針というのが普通でしょう。それにしては使われている漢字や用語がえらく難しい。

武者小路実篤の「或る女」を読み、「葉子についての感想は?」なんて、小学校レベルの会話ではありません。大正時代の小学校教育が、今よりずっと「読み書き」に重点を置いていたとしてもです。

貧しくて身を売った、というからには女学校へ行くような身分ではなかったと思うのですが、身売りしたのが19歳、「学校のお友達が今の自分を見たらどう思うか」というくだり、やっぱり裕福で十分に教育を受け、家で嫁入り修行をしていた娘さんだったのが、父親の死亡で困窮したという状況だったのかしら。

誰と結婚したのかは分かっているのに、没年も著作権継承者もわからないそうです。結婚相手は元娼妓を嫁にしたというので外務省を追われた、ということなので、この時代のことだから親戚中から縁切りされて子供もなく、死んだあとは2人とも無縁仏となったのかなと想像しました。

吉原を脱走し、本を出し、実にまっとうな相手と結婚したまではいいんですが、その後どうなったのでしょう。仕事をなくした夫がヒモになって再び苦界に身を沈め・・・なんてことになってなければいいんですが。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。
著作権継承者がわからないのは子孫の方たちが娼婦の子孫だとはっきり分かることで被る差別をさけるためにあえて黙っているのかもしれません。
旦那は外務省を首になったとはいえおそらくまあまあの職場に紹介されて就職したと思います
子孫の方たちが名乗り出ることはまずないでしょうが…
みー
2010/04/04 00:36

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